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プリンスとイタリア
クルマと文化とヒトの話

板谷熊太郎 著

定価 1944円(本体価格 1800円)
A5判・200ページ・2012/04刊行
・ISBN978-4-544-40058-8

プリンスの秘密

カロッツェリアによるボディを
最初にまとった日本車は
スカイラインだった。




航空機から生まれた高級乗用車メーカー、プリンス自動車。
そしてイタリアと日本との合作で生まれた3台の知られざる自動車、スカイラインスポーツ、試作車CPRB、プリンススプリント。
これらが誕生した背景を、初公開の資料写真とエピソードで明かす。


 太平洋戦争に敗れ、飛行機生産を禁止された立川飛行機と中島飛行機の航空技術者外山保、中川良一らは1947年、GHQから小型乗用車製造許可を取り付け、ブリヂストン創業者石橋正二郎氏の出資を得てプリンス自動車の礎を築く。

 プリンスとイタリアを結び付ける絆になったのは、井上 猛という自動車とは無縁の門外漢。高島屋を勤め上げたのち、第二の人生をプリンス自動車で過ごすことになった彼は、還暦を前にカロッツェリアでのデザイン修業のため単身イタリアへと向かった。

 ミケロッティ、スカリオーネ、サルジョッティらとの出会いを通じ、彼は巨匠と共作でクルマをデザインする夢をついに実現する。

 こうして生まれたイタリアと日本との出会いが、やがていすゞ117クーペとジウジアーロや、宮川秀之氏などへと繋がってゆき、日本車のデザインは大きく変化してゆく。

 本書はその波紋の最初の一滴に光をあてた物語である。





〔 目  次 〕


まえがき

序章 プリンスという土壌
  プリンスのなりたち
  プリンスに流れるふたつの血
  立川飛行機
  中島飛行機
  社名の変遷
  ふたつの血を結ぶモノ:プリンス最初のエンジン
  電気自動車からガソリンエンジン開発まで
  エンジンが一番
  S20:世界初の量産DOHC4バルブエンジン
  航空機メーカーの特徴
  プリンスの技術者魂
  ベンチマークとグローバルスタンダード
  コンセプトが大切
  電気自動車にも活かされた経験
  プリンスの国際性――パリサロン出展
  コンパニオン
  サンデイディスパッチの記事
  産経新聞の記事
  もうひとつのクレーム
  第二回日本グランプリ余談
  国際標準:プロトタイプレース
  プリンスと日産
  合併の背景
  ロイヤルワランティー
  序章の結びに代えて


第1章 プリンスの土壌がはぐくんだヒトとモノ
  エピソード1 スカイラインスポーツ
  スカイラインスポーツを仕込んだ男
  留学最初の行動
  トリノでの活動
  ミケロッティに決定した経緯
  スカイラインスポーツのデザイン
  無理のある日程
  スカイラインスポーツの恩人
  ギリギリの完成・スカイラインスポーツの諸元
  スカイラインスポーツ:計画決定からトリノショー出展までの歩み
  その後のスカイラインスポーツ
  プリンス自動車工業スポーツ車課
  スカイラインスポーツの果たした役割


第2章 プリンス自動車工業とイタリア
  エピソード2 CPRB――小型スポーツカー構想
  DPSK・CPSK――国民車構想による試作車
  1960年イタリア
  ステュディオ・チゼイにおける研修
  中川良一さんの訪問
  国民車ベースのスポーツカー構想
  スカリオーネデザインによる試作車CPRB
  イタリア職人の日本招聘
  CPRBの木型製作
  イタリア職人の来日
  問題発生、工具が来ない
  CPRBホワイトボディの完成
  CPRBの顛末


第3章 日本人によって一台に結実したイタリアの自動車文化
  エピソード3 プリンス1900スプリント
  デザイン誕生まで
  井上さんによるデザイン作業
  イタリアのデザインプロセス
  スカリオーネと1900スプリント
  1900スプリントのその後
  まとめ



あとがき

参考文献





● 好評既刊!

スポーツカープロファイル・シリーズ 5
 プリンス/ニッサン


ブルーバード510とあの時代
 日本が世界に追いついた日



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