何紹基の書法

何紹基は顔法を基礎として、雄大で華麗な書風を展開した。その存在は、百花繚乱たる清末の文墨界にあって、ひときわ眩しい光彩を放つ。本書は何紹基芸術の全貌を俯瞰すべく、初期の作品から晩年まで、あらゆる形式の全書体の作品を制作年を追って収録。

　 １　　楷書　　祝藹平夫妻六旬雙慶壽序冊（四十六歳）
　 ２　　行書　　蘇軾詩四屛（五十歳）
　 ３　　楷書　　陶潜詩「歸田園居六首」横披（五十六歳）
　 ４　　行書　　米襄陽志林雑紀語四屛
　 ５　　行草　　七言聯〈嘯臺載酒雲生屐〉
　 ６　　行草　　七言聯〈野老門庭雲亦孏〉
　 ７　　行草　　七言聯〈童遊爛漫情堪憶〉
　 ８　　行書　　庚子鎖夏記語幅
　 ９　　行書　　東坡題跋語摺扇
　10　　行書　　馬臻題畫雑詩幅（五十七歳）
　11　　行書　　蘇軾詞幅
　12　　行草書　山谷題跋語四屛
　13　　行書　　黄庭堅詩四屛
　14　　楷隷書　杜甫詩雑書冊
　15　　隷書　　七言聯〈蔵身曾學姚平仲〉
　16　　行書　　七言聯〈白石經年皆化玉〉
　17　　行書　　蘇軾詩横卷（六十三歳）
　18　　行書　　墨井畫跋語四屛
　19　　行書　　莊子天運語幅
　20　　行書　　黄庭堅詩幅（六十四歳）
　21　　行書　　蘇軾「方山子傳」幅
　22　　行書　　蘇軾「種松法」幅
　23　　行書　　七言聯〈墜巣乳★拳新竹〉
　24　　行書　　七言聯〈萬里往來蝴蝶夢〉
　25　　行書　　七言聯〈除浮白外情俱冷〉
　26　　行書　　七言聯〈兩屐生雲入灊皖〉
　27　　行書　　山谷題跋語四屛
　28　　行書　　論書語〈稧帖傳餘八百載〉
　29　　行書　　莊子人間世語八屛
　30　　行書　　七言聯〈編籬棘護貓頭筍〉
　31　　行書　　七言聯〈薝匐林深書屋小〉
　32　　行書　　七言聯〈茶分玉井三秋露〉
　33　　隷書　　七言聯〈平原不覆賦豪士〉
　34　　楷書　　鄧石如墓誌銘冊（六十七歳）
　35　　行書　　東坡題跋語四屛
　36　　行書　　文語幅〈盧橘夏熟楊梅日〉
　37　　行書　　七言聯〈書希簡古終難近〉
　38　　篆書　　七言聯〈文函似海原蔵怪〉
　39　　楷書　　八言聯〈香茗代醪苦筍勝〉
　40　　隷書　　臨衡方碑四屛（七十一歳）
　41　　篆書　　七言聯〈鶴雛日長丹沙頂〉
　42　　篆書　　七言聯〈老竹庭間生古趣〉
　43　　篆書　　臨金文卷
　44　　行草書　何紹基尺牘
　45　　行草書　何紹基詩稿
　46　　行草書　何紹基聯稿
　47　　行草書　何紹基日記（四十九歳）
　48　　隷書　　臨石門頌冊
　49　　隷書　　臨張遷碑冊（六十四歳）
　50　　隷書　　臨曹全碑冊（六十歳）
　51　　隷書　　臨乙瑛碑冊（六十歳）
　52　　隷書　　臨西狹頌冊（六十二歳）
　53　　隷書　　臨禮器碑冊（六十四歳）
　54　　隷書　　臨西嶽華山廟碑


落款
何紹基書法の形成―――――――――――――――――――――――――――――――浅見錦龍
何紹基年譜――――――――――――――――――――――――――――――――――佐野栄輝