秋萩帖と草仮名の研究

あきはぎじょうとそうがなのけんきゅう

秋萩帖と草仮名の研究
著者 古谷 稔
ジャンル 書道書籍 > 名蹟・作品集
出版年月日 1996/03/25
ISBN 9784544010718
判型・ページ数 A4・264ページ
定価 27,500円
(本体25,000円+税10%)
在庫 品切れ・重版未定

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草仮名の代表的な遺品である「秋萩帖」の総合研究書。原寸・オールカラーの図版篇と、研究篇で構成。日本書道史上における草仮名の位置づけを鋭く考察し、紙背に書かれた「淮南鴻烈兵略間詁」との関連にも深く説き及ぶ。著者半生の研究成果を集成する。


 原色図版

   秋萩帖
   淮南鴻烈兵略間詁巻第二十
   草仮名の古筆
      1 藤原有年申文
      2 周易抄     宇田天皇宸筆
      3 下絵万葉集切  伝小野道風筆
      4 自家集切    伝紀貫之筆
      5 綾地歌切    伝藤原佐理筆
      6 神歌抄     伝源信義筆
      7 神楽和琴秘譜  伝藤原道長筆
      8 十五番歌合   伝藤原公任筆
      9 高野切第三種  伝紀貫之筆
    10 深窓秘抄    伝宗尊親王筆
    11 元永本古今集  伝源俊頼筆
    12 巻子本古今集  伝源俊頼筆
    13 通切      伝藤原佐理筆


 秋萩帖と草仮名の研究

     序

   第一章 秋萩帖の伝来と現状
       ㈠秋萩帖の形態と伝来
       ㈡秋萩帖の現状と書写状況
       ㈢第一紙と第二紙以下の関係
       ㈣秋萩帖の原本装丁

   第二章 秋萩帖と草仮名
       ㈠草仮名の発生と展開―万葉仮名から草仮名へ―
       ㈡平安時代における草仮名の遺品
       ㈢秋萩帖の書体―草仮名のルーツ―

   第三章 王羲之尺牘臨写本
       ㈠伝藤原行成筆臨写本
       ㈡孔侍中帖と喪乱帖
       ㈢日本書道史上における王羲之

   第四章 紙背の淮南子古写本―唐時代か奈良時代か―

   第五章 秋萩帖の研究と筆者推定
       ㈠秋萩帖研究史
       ㈡秋萩帖和歌の制作年代
       ㈢秋萩帖の筆者推定

   第六章 中世近世における秋萩帖
       ㈠秋萩帖と伏見天皇の学書
       ㈡秋萩帖の模刻本

   第七章 秋萩帖の制作背景と書写年代―〝和漢〟の美意識―
       ㈠〝和漢〟の美意識の芽生え
       ㈡『和漢朗詠集』成立の背景
       ㈢結びに代えて


        注
        秋萩帖 釈文
        王羲之尺牘臨写本 釈文
        淮南鴻烈兵略間詁巻第二十 釈文
        草仮名の古筆 釈文
        あとがき
        索引
        図版索引

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