會津八一と奈良[歌と書の世界]

あいづやいちとなら[うたとしょのせかい]

會津八一と奈良[歌と書の世界]
著者 西世古柳平
入江泰吉 写真
ジャンル 書道書籍 > 単行本 > 作家・評伝
出版年月日 1992/10/12
ISBN 9784544020144
判型・ページ数 A5・240ページ
定価 2,200円
(本体2,000円+税10%)
在庫 品切れ・重版未定

この本に関するお問い合わせ・感想

奈良の風光と美術を酷愛し、高らかに歌いあげた會津八一は、また書においても独自の世界を築いた。その絶唱114首を八一自身の書跡で示し、世評高い入江泰吉の写真100点を添える。絶好の會津八一案内書であり、大和古寺巡礼の新たな好伴侶でもある。






 春日野
  かすがのにおしてるつきの/かすがののみくさをりしき/つのきると/こがくれて/
  うらみわび/かすがのにふれるしらゆき/もりかげの/かすが野のしかふすくさの/
  かすが野にあそぶ乙女子/猿沢の/かすがののよをさむみかも/しかなきてかかるさびしき/
  しかなきてならはさびしと/しかになりたや

 興福寺 猿沢池 奈良国立博物館 春日大社
  はるきぬと/わぎもこが/はつなつの/あせたるを/かべにゐて/いかでわれ/
  みかぐらの/春日野に下りゐる雲も

 高畑 新薬師寺 高円山 滝坂
  たびびとの/みほとけのうつらまなこに/ちかづきて/さちあれと/もえさかる/秋萩は/
  あきあまた/まめがきを/かけ落ちて/たきさかの/夕されば/たき阪や/いはむろの

 東大寺
  おほらかに/あまたたび/ひんがしの/あまたらす/みほとけのうてなのはすの/
  いちいちの/あめつちを/くにのむた/いくとせの/うちあふぐ/あまぎらす/そそりたつ/
  毘楼博叉/みほとけのあまねきみての/毘沙門のおもきかかとに/なつきそと/
  ひさしくもつかざるかねを/あきにけに/ひびきなく/ひさしくもつかざるかねは/
  さをしかの/おほてらのほとけのかぎり/おほてらのにはのはたほこ/みづがめの/
  とほつよの

 奈良坂 浄瑠璃寺 木津川
  ならざかの/やまでらの木のまにすめる/毘沙門のふりしころもの/やまでらの仏をみむと/
  みわたせば

 佐保・佐紀路――平常宮址 海龍王寺 法華寺 秋篠寺
  はたなかの/かれくさに/しぐれのあめ/ふるてらの/ふぢはらの/たかむらに/
  まばらなる/あきしのの

 西ノ京――喜光寺 唐招提寺 薬師寺
  ひとりきてかなしむてらの/かけ稲の/おほてらのまろきはしらの/せきばくと/
  しぐれふる/くさにねて/すゐえんの/あらしふく/いにしへのうたのいしぶみ/
  よりたてば

 斑鳩――法隆寺 中宮寺 法輪寺
  いかるがのさとのをとめは/うまやどのみこのまつりも/いかるがのさとびとこぞり/
  うまやどのみこのみことは/みとらしの/やまとには/たちいでて/ちとせあまり/
  ほほゑみて/ゆめどのは/あめつちに/あまたみし/うつしよの/いたづきの/
  ひとりきてめぐるみだうの/おほてらのかべのふるゑに/うすれゆく/
  みほとけのあごとひぢとに/観音の

 当麻寺 観心寺 香具山 吉野
  ふたがみの/さきだちて/かぐやまの/みよしののむだのかはべの/
  みよしののやままつがえの/ふるみやの

 奈良詠草
  やまと路の/わさだかる/ならやまの/いにしへの奈良の宮人/あをによし/ならやまを

 「西遊咏艸」について
 「豆本」について
  あとがき
  索引

ご注文

定価2,200円
(本体2,000円+税10%)

シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連書籍